首都圏外郭放水路の整備など水害の軽減により産業立地を促進
 中川・綾瀬川流域は、荒川・利根川・江戸川などの大河川に囲まれたお皿の底のような
低い地形になっており、勾配は緩やかで水が流れにくいという特徴があり、都市化が急激
に進展し、これまでしばしば浸水被害が発生してきました。(2頁参照)
 このため、放水路や排水機場などの治水施設の整備を進めるとともに、浸透ますの設置
や盛土の抑制等によって流域の保水・遊水機能を確保するなどの総合的な治水対策を
講じてきています。(3頁参照)
 これまで整備してきた治水施設の一つに、国道16号の地下に建設された「首都圏外郭
放水路」があります。報道などでは、「首都圏のパルテノン神殿」と紹介されることが多い
のですが、放水路が完成して以来、毎年平均約7回稼動して浸水被害を大幅に減少さ
せ地域の発展に寄与しています。 (4頁参照)
 このような対策の推進に伴い浸水被害が軽減し、1980年代は10年間で8万戸を越え
る浸水被害が発生していましたが、近年では1/10以下となっています。(5頁参照)
 地元自治体では「水害に強い都市基盤」を持つ地域であることを広報し、国道16号周
辺に物流倉庫やショッピングセンターなどが立地し、進出企業からは、「水害に強いまち
であると実感」などの声が寄せられています。 (6頁参照)
首都圏外郭放水路について、詳しくは江戸川河川事務所HPでご覧になることができます。
http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/gaikaku/index.html
中川・綾瀬川は水が流れにくい地形でこれまでしばしば浸水被害が発生
○ 中川・綾瀬川流域は、大河川に囲まれたお皿の底のような低い地形になっており、勾配が緩やかで水が流れ
にくい特徴
○ 都市化が急激に進展し、これまでしばしば浸水被害が発生
多摩川
鶴見川
綾瀬川
中川
中川・綾瀬川は、勾配が緩やかで
洪水が流れにくい特徴
中川・綾瀬川流域
中川・綾瀬川流域ではこれまでしばしば浸水被害が発生
大河川に囲まれたお皿の底のような低い地形
中川・綾瀬川流域では流域と一体となった治水対策を推進
○ 中川・綾瀬川流域では、流域と一体となった総合的な治水対策を実施
○ 河川においては、放水路や排水機場等の治水施設を整備
○ 流域においては、浸透ますの設置や盛土の抑制等、流域の保水・遊水機能を確保する対策を実施
河道整備
河川対策
放水路、排水機場の整備
改修後
改修前
等
首都圏外郭放水路 等
調節(遊水)池の整備
大吉調節地
深作多目的遊水地 等
流出抑制対策(※主に保水地域)
調整池(新規開発)
学校貯留(既開発)
各戸貯留、雨水タンク等
内水排除対策(※主に低地地域)
下水道ポンプ
農地湛水防除ポンプ 等
遊水機能保全対策(※主に遊水地域)
農地などの自然遊水池
農地などの盛土抑制 等
総合治水対策
流域対策
堤防整備
河道掘削
綾瀬川
綾瀬川
河道の拡幅や掘削などの整備を推進
江戸川→
中川・綾瀬川流域では、流域と一体となった総合的な治水対策を実施
三郷排水機場
三郷放水路
三郷放水路
中川→
校庭を利用して一時的に雨水を貯留
大規模な放水路や排水機場を整備
首都圏外郭放水路は毎年平均約7回稼動して浸水被害を軽減
○ 首都圏外郭放水路は、中川・倉松川等の洪水を江戸川に排水する放水路
○ 放水路は、国道16号の地下50mに建設された延長6.3km・内径10mの地下トンネル、5つの立坑、最大20
0m3/sの排水ポンプ等で構成
○ 平成18年度に全区間が完成し、毎年平均約7回稼動して浸水被害を軽減
首都圏外郭放水路は毎年平均約7回稼動
※稼動回数には、貯留のみの場合を含む
国道16号の地下50mに建設された首都圏外郭放水路
【平常時】
倉松川から第3立坑へ洪水が流入
第3立坑から調圧水槽へ
洪水を流すトンネル
【稼働時】
高さ18mの庄和排水機場の調圧水槽
中川・綾瀬川流域における治水対策の推進に伴いと浸水被害が軽減
○ 中川・綾瀬川流域は、低平な地形で都市化が急速に進展し水害が頻発
○ 放水路や排水機場などの治水施設の整備を進めるとともに、流域の保水・遊水機能を確保するなどの総合的
な治水対策を講じてきたところ
○ このような対策の推進に伴い浸水被害が軽減し、1980年代は10年間で8万戸を越える浸水被害が発生してい
たが、近年では1/10以下となっている
S59 綾瀬排水機場供用(50m3/s)
■浸水戸数
(万戸)
流域世帯数
(万世帯)
H4 綾瀬川放水路暫定通水(25m3/s)
8
H7 綾瀬排水機場50m3/s増設(計100m3/s)
H8 三郷排水機場100m3/s増設(計200m3/s)
300
H10 八潮排水機場50m3/s 増設(計100m3/s)
6
200
4
H14 首都圏外郭放水路 部分通水(計100m3/s)
H18 首都圏外郭放水路延伸通水
100m3/s増設(計200m3/s)
100
2
1980
1989
~
(S55)
(H1)
※浸水戸数は、48時間流域平均雨量100mm以上の出水を対象に、水害統計より浸水戸数を集計
※流域の世帯数は、国勢調査結果から、H26現在の流域関連自治体を対象に集計
1990 1999
(H2) ~ (H11)
2000
2009
~
(H12)
(H21)
(年)
首都圏外郭放水路の整備など水害の軽減により産業立地を促進
○
○
○
○
中川・綾瀬川流域は、低平な地形で都市化が急速に進展し水害が頻発
首都圏外郭放水路(平成14年部分通水、平成18年全区間通水開始)等の整備により水害が軽減
地元自治体では「水害に強い都市基盤」を広報し企業を誘致し、物流倉庫やショッピングセンター等が立地
進出した企業からは、「水害に強いまちであると実感」などの声が寄せられている
件
首都圏外郭放水路整備前(H12)
首都圏外郭放水路周辺に
立地した企業件数※
全区間通水
首都圏外郭放水路
部分通水
年度
平成
「水害に強い都市基盤」を広報し企業を誘致
(春日部市HPより)
※
春日部市が指定した産業指定区域のうち、
下柳地区に立地した企業件数(春日部市調べ)
首都圏外郭放水路整備後(H26)
首都圏外郭放水路
首都圏外郭放水路整備後に立地した物流
倉庫、ショッピングセンター等
外郭放水路が通っている
ため、水害の発生の危
険性がないと考え災害に
も強いまちであると実感
しております。
世界最大級の地下放水
路である首都圏外郭放
水路が通っているため、
水害で倉庫が水浸する
のを防ぎ商品を守ること
ができる点が良かったと
思います。
世界最大級の首都圏外
郭放水路が通ってるため、
自然災害(大雨など)で
商品が浸水するのを防
ぎ、万全の状態で管理体
制できる点が立地して良
かったと思います。
(株)玉俊工業所 <流通>
(株)小原運輸倉庫 <運輸>
(株)T&S <卸売業>
進出企業からは、「水害に強いまちであると実感」などの声(春日部市HPより)
ダウンロード

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